【完全ガイド】大阪万博2025「民間パビリオン」最前線！未来を体験できる企業展示のすべて

トヨタパビリオン：「未来のモビリティ社会」を体感する

自動運転×AIによる「移動の自由」の再定義

トヨタが掲げる自動運転とAIによる“移動の自由”は、単なる移動手段の進化ではありません。大阪万博では、実際に車両がセンシング技術とAIで周囲を認識し、自律走行を行う様子を間近で体験できます。例えば車内に搭載された高性能センサーがリアルタイムで周囲の歩行者や障害物を検知し、リスクを予測して自らルートを調整…。来場者は専用シミュレーターで自分が乗っているような没入感を得られ、未来のクルマがもたらす安心・快適・自由な移動社会を五感で実感できます。これにより、公共交通網から都市車両へ、新しい移動の選択肢が広がる様子を直感的に理解でき、社会全体の交通インフラの進化を肌で感じることができます。

Woven Cityとつながる未来の街づくり

トヨタが駐車しない未来都市「Woven City（ウーブン・シティ）」の実証実験内容が、大阪万博でも紹介されます。ここでは、街のインフラがすべてデータでつながり、自律走行車やパーソナルモビリティが街のスムーズな流れを担う様子を、ARやVRで体感できます。例えば、歩行者・自転車・車といったモビリティの動きをAIが常時分析し、信号や案内表示をリアルタイム最適化。さらには住宅や商業施設と車両のエネルギー管理が連携し、エコな暮らしが成立する街の設計が見えてきます。単なる車単体の未来ではなく、道路・生活・エネルギーが一体となったシステム都市の可能性を、ストーリー仕立てで楽しめます。

見るだけじゃない、乗って体験する展示

トヨタパビリオンは見学型展示ではなく、実際に乗ったり試したりできる体験型空間です。例えば、電動車いすから電動車両まで、誰でも安全に乗れるモビリティに触れて“移動の可能性”を実感できます。特に体験ゾーンでは、高齢者や身体に障がいを持つ方も参加しやすいように、車両の乗降や操作をアシストするUXを設計。安全性の確保だけでなく、より多くの人が自分の力で動ける移動支援社会を描いています。「私も動けるかもしれない」という感覚を、多くの来場者が得られる仕掛けが随所に散りばめられています。

トヨタのSDGs：持続可能な移動の挑戦

トヨタが持つSDGsへの取り組みを、パビリオンではデータとインタラクティブ性ある演出で伝えます。特に注目は、二酸化炭素排出を抑える燃料電池車や電気自動車の実験成果。来場者は実際の排出量と削減シミュレーションを比較でき、トヨタが掲げる環境負担低減の取り組みが視覚化されています。さらに車体に使用するリサイクル素材やバッテリーの再利用設計なども解説。未来のクルマが「消費財」から「循環型なインフラ」へと進化する過程を、五感で理解できる学びの場です。

子どもたちへの教育的体験としての価値

トヨタパビリオンは、子ども向けにわかりやすく、かつ遊び心ある構成にも工夫されています。ドライバー席の模擬体験ブースや、AIが動きを予測する実験コーナーなど、ゲーム感覚で楽しく学べるエリアが充実。例えば、タブレット画面でAIに制御されたアバター車両を動かし、指定された安全エリアに到達させるミニゲームなど、STEAM教育要素を含む展示が多数。未来の技術者やエンジニア、あるいはモビリティに興味を持つ子どもたちにとっては、最初の一歩となる体験と出会える場になっています。

パナソニックパビリオン：テクノロジーでつなぐ「ウェルビーイング社会」

「心と身体の健康」を可視化する空間体験

パナソニックが掲げる「ウェルビーイング」とは、単なる健康ではなく“心と身体がともに満たされる状態”を意味します。大阪万博では、来場者が自分の心拍数やストレスレベル、集中度などをリアルタイムで測定し、それが空間演出に反映されるインタラクティブな体験が用意されています。例えば、脳波センサーを装着した来場者の「リラックス度」が上がると、展示空間の照明や音楽、映像が穏やかに変化。逆に緊張が高まるとエネルギッシュな演出に切り替わるといった具合です。この体験により、人間の感情や健康状態が周囲の環境とどのように連動するかが直感的に理解できます。また、自分の状態を視覚的に確認することで、自己理解を深める機会にもなります。まさに「心を見える化」する次世代ヘルステックの場です。

高齢化社会に向けたスマートライフ提案

日本が抱える最大の社会課題である高齢化に対し、パナソニックはテクノロジーを用いた新しい生活スタイルを提案しています。会場では、スマートスピーカーやIoT家電を活用した「見守り」や「自立支援」機能を体験可能。たとえば、高齢者が転倒した際に自動で家族や医療機関に通知がいく仕組みや、服薬のタイミングを音声で教えてくれる家電のデモがあります。これらの技術は、介護する人・される人の双方の負担を軽減し、より豊かで安心な生活の実現をサポートします。さらに、家全体をコントロールできる「スマートホーム」の未来像も紹介されており、どんなライフステージでも快適に過ごせる住環境の実現が描かれています。

クリーンエネルギーとパナソニックの未来戦略

環境への配慮を重要テーマに掲げるパナソニックは、大阪万博で再生可能エネルギーを最大限活用した生活提案を行っています。特に注目なのが、パナソニック独自の水素エネルギー活用技術。展示では、水素を使って電力を供給し、家庭や施設を運営する未来のライフスタイルが体験できます。また、太陽光パネルと蓄電池を組み合わせた“エネルギーの自給自足”モデルも紹介。停電時には自動的に家庭に電力を供給するシステムなど、災害時にも役立つ仕組みがわかりやすく展示されています。クリーンエネルギーによる持続可能な暮らしの可能性が、目に見えるかたちで紹介されており、環境と共生する未来のビジョンが明確に伝わります。

五感を刺激する没入型インスタレーション

テクノロジーの体験が“体感”に変わるのが、パナソニックのインスタレーション展示です。ここでは視覚・聴覚・触覚など人の五感に訴えかける演出で、来場者自身が未来の暮らしの一部になったような感覚を得られます。たとえば、壁面に映し出される映像に触れると、そこに表示された情報が動き出す、香りが空間に満ちる、音が変化するなど、インタラクティブで没入感ある演出が特徴です。特に、スマートミラーを使った体験型健康診断や、音声認識による空間変化演出など、まるで映画の中に入り込んだような非日常の世界が広がっています。これにより、技術を“使うもの”から“共に暮らす存在”として感じるきっかけを与えています。

世界初公開となる次世代家電の未来像

大阪万博の場で初公開されるパナソニックの次世代家電は、まさに“暮らしの革命”と言えるものです。たとえば、AIが個人の行動パターンや健康状態を学習し、自動的に生活リズムを調整してくれる冷蔵庫や、ユーザーの気分に合わせてメニューを提案してくれるキッチンなど、生活の質を高める製品が登場します。また、掃除・洗濯・料理などの家事をロボティクスで自動化する“家事ゼロ空間”も展示されており、忙しい現代人のライフスタイルにフィットした未来像を提示。どの家電も共通しているのは「生活の中に自然に溶け込むこと」。主張しすぎず、それでいて確実に生活を豊かにする家電のあり方を、体験を通じて深く感じられる展示内容となっています。

NTT×Docomo Pavilion：つながりが創る「心のインフラ」

空間伝送通信×XRで感じる“超共感”体験

NTTが大阪万博で披露するのは、まるで「その場にいる」ような感覚を遠隔で再現できる、次世代通信技術です。特に注目は「空間伝送通信」とXR（拡張現実）を組み合わせた体験型展示。空間伝送通信とは、音や振動、熱などの空間的情報を遠隔地に瞬時に再現する技術で、たとえば離れた場所にいる家族の拍手や声援をリアルタイムで“その空間に存在しているかのように”再現できます。この技術を活用して、遠く離れている人との感情の共有や、医療・教育・エンタメ分野における新たな「つながりの形」を来場者自身が体験可能。単なる通話や映像配信を超え、人と人との“気持ち”を結ぶ「心のインフラ」の未来を五感で味わえる展示です。

「瞬間移動」するような遠隔接続技術とは

NTTのパビリオンでは、リアルタイム遠隔接続による「瞬間移動体験」ができるブースが設置されます。これは、複数のセンサーと超高速ネットワークを活用して、離れた場所の空間情報をミリ秒単位で取得・再現するシステムです。例えば東京にいる人の動作や声、表情をそのまま大阪の会場に立体映像と音で再現し、まるで目の前にいるかのように対話できます。これは医療現場での遠隔手術や、海外にいる家族とのコミュニケーションなどに応用される可能性を秘めており、通信インフラの進化が「距離の壁」をいかに越えるかを体験できます。従来のビデオ通話とは次元が違う、まさに“その人の存在”を感じる技術に圧倒されることでしょう。

デジタルツインで再構築される都市体験

「デジタルツイン」とは、現実世界の都市や人の行動をリアルタイムでデジタル空間に再現し、予測や最適化に活かす技術です。NTTパビリオンでは、実際の都市（たとえば大阪の街）がどのように仮想空間に複製され、AIとセンサーにより交通量や人流、エネルギー使用を分析・制御しているかが視覚的に展示されます。来場者は巨大スクリーンに映し出される仮想都市に、自分の動きがリアルタイムで反映される様子を見ることができ、「都市が自分に反応する」未来体験ができます。これにより、渋滞の回避、防災、快適な都市設計など、多岐にわたる応用例が直感的に理解でき、スマートシティの真の可能性を感じることができるのです。

Z世代を巻き込む共創型コンテンツとは？

Z世代に向けたコンテンツ展開にも、NTTは力を入れています。特に注目すべきは、来場者が自分でコンテンツを作成し、それをリアルタイムで他者と共有・評価し合う「共創型展示体験」です。たとえば、AIアバターに自分の声や考えを入力して、“もう一人の自分”として他者と対話させるコンテンツでは、世代や国籍を超えた相互理解が生まれる仕組みがあり、Z世代に刺さる「自己表現」と「共感」が融合しています。SNS世代が求めるインタラクティブ性や、自分らしさを表現する自由度が高く、教育や文化交流の新しいかたちとしても注目されています。このような体験を通じて、若者が自分のアイデアで未来に参加できるという感覚を育む展示です。

スマホのその先へ：2030年の通信のかたち

NTTドコモは、2030年を見据えた「ポストスマホ時代」の通信デバイスを大阪万博で初披露します。ウェアラブル端末や視線操作で情報をやり取りする「ハンズフリーインターフェース」など、手で操作する従来のスマホとは異なる新たなデバイス体験が提供されます。さらに、脳波で操作するインターフェースや、空中ディスプレイによる操作も実現。これにより、私たちの「通信のしかた」が根本から変わる未来が具体的にイメージできます。また、プライバシー保護や情報セキュリティも高度に設計されており、安心して使えるテクノロジーとして社会実装が見据えられています。スマホに頼らない生活とはどんなものか？を体感しながら、未来の暮らしが垣間見える展示です。

三菱未来館：宇宙と地球をつなぐ「超視点」の冒険

宇宙旅行のその先へ：民間宇宙開発の最前線

三菱グループが誇る宇宙開発技術を体感できる三菱未来館では、民間主導の宇宙開発がどこまで進んでいるのか、そしてそれが私たちの生活にどう関わってくるのかをリアルに体験できます。例えば、三菱重工が手がけるH3ロケットの打ち上げシミュレーションでは、観客がコントロールセンターの一員となってミッションに参加できるインタラクティブな仕組みが話題です。また、宇宙ホテルや月面基地の建設イメージ模型、火星移住計画など、単なる夢物語だった“宇宙旅行のその先”が具体的に描かれており、科学技術が現実をどう変えていくのかを実感できる展示構成になっています。これにより、来場者は「宇宙は遠い世界」ではなく、「次の旅行先」になる時代を体で感じることができます。

水素エネルギーと三菱のサステナビリティ戦略

地球規模の課題であるエネルギー問題に対して、三菱は水素を中核とした解決策を提示しています。会場では、水素を使って家庭・都市にエネルギーを供給する未来の仕組みが、実物模型や映像で体験できます。水素発電の仕組みや、CO₂を排出しないエネルギー循環モデルがわかりやすく解説されており、子どもでも理解できるよう工夫されています。また、水素燃料で走る車両や電車、ドローンの展示もあり、「生活のどこに水素が使われるか」が視覚的に伝わってきます。これらの取り組みは、再生可能エネルギーとのハイブリッド化や、災害時のバックアップ電源としても有効で、三菱の掲げる「持続可能な社会の実現」に直結する戦略の一端を垣間見ることができます。

宇宙からの視点で見る地球環境問題

地球の環境問題を考えるとき、宇宙からの視点は新しい気づきを与えてくれます。三菱未来館では、人工衛星によって取得された地球の環境データをもとにした「地球診断体験」が可能。気温上昇、森林減少、海洋汚染といった課題が、地球全体の映像としてダイナミックに可視化され、来場者は「地球の声」を直接聞いているような感覚に包まれます。また、VRゴーグルを通して地球の軌道を巡りながら、環境異変がどこでどのように起きているかを立体的に観察できるコンテンツもあり、特に学生や教育関係者に人気です。こうした視点の提供によって、日常の環境問題が“地球全体の未来”とつながっているという実感を深められます。

宇宙技術を活かした防災・減災の未来

三菱が開発する宇宙関連技術は、日常の安全確保にも役立っています。大阪万博では、災害時の情報伝達や被災地支援に活用される人工衛星ネットワークの実演や、地震・津波・台風の発生予測に活用される観測データの解析体験が用意されています。さらに、ドローンやロボットと連携して現場の状況をリアルタイムで中継し、救援活動を支援するシステムの紹介もあり、特に防災に関心のある家族層や自治体関係者の注目を集めています。展示を通じて「宇宙技術＝夢」だけでなく、「日常の安心を支える現実のツール」としての認識が広がり、技術と社会とのつながりを具体的に理解するきっかけになります。

小学生もワクワク！体感型宇宙シミュレーター

子どもたちにも親しみやすいように設計された体験ゾーンでは、宇宙飛行士訓練や惑星探査を模擬体験できる「体感型宇宙シミュレーター」が人気です。重力の違いを感じながら歩いたり、宇宙食を再現した試食体験ができるブース、さらには自分で人工衛星を飛ばしてデータを集めるミッションゲームなど、遊びながら学べる内容が盛りだくさん。展示物には日本語だけでなく英語・中国語など多言語の説明も付いており、訪日観光客の子どもたちにも対応しています。このような体験を通じて、「宇宙」というテーマが遠い夢ではなく、自分たちの生活の中にある“現実の選択肢”だと気づける展示が揃っており、教育的価値も非常に高いです。

ソフトバンク×Zホールディングス館：AI・ロボティクスの未来都市

「感情を持つAI」との対話体験

ソフトバンクが大阪万博で披露するのは、人間と心を通わせるような“感情を持つAI”との対話体験です。これまでの音声アシスタントとは一線を画し、話し相手の表情や声のトーン、言葉の内容から感情を読み取り、それに応じた返答を返すことができます。たとえば、少し落ち込んだ声で話しかけると「今日は元気がないようですね、何かあったの？」と優しく応じたり、冗談に笑い返してくれるなど、人間同士のようなコミュニケーションが可能です。このAIは、教育、医療、介護、観光など幅広い分野への応用が期待されており、特に一人暮らしの高齢者のメンタルケアなど社会課題の解決にも貢献するとされています。来場者は、対話によってAIがどれだけ“人間らしく”なるのかを、実際に体感することができます。

ロボットによる案内、接客の進化系とは？

未来都市において欠かせないのが、進化したロボットたちの存在です。このパビリオンでは、AI搭載のサービスロボットが来場者を案内したり、注文を取ったり、個別のニーズに応じた接客を行うデモンストレーションが展開されます。例えば、来場者の年齢や言語、行動パターンを即座に分析し、その人にとって最適な案内をする「パーソナルガイドロボット」が登場。また、触れずに操作できるジェスチャー認識技術や、表情を模倣して共感を表す機能なども搭載されています。これにより、人とロボットの関係が“機械的なもの”から“心を通わせる存在”へと進化している様子がわかります。未来の店舗や公共施設で当たり前になる風景を、いち早く体験できる展示です。

予測と提案の街：AIが創る最適な都市生活

AIが都市生活全体を支える未来の都市像も、このパビリオンの重要なテーマです。展示では、AIが人々の行動データをリアルタイムに解析し、「次に必要なこと」を先回りして提案してくれる街の様子が紹介されます。たとえば、朝の出勤時間に最適な交通手段を提案してくれたり、雨が降る前に自動で自宅の窓を閉めてくれるスマート住宅など、暮らしのあらゆるシーンにAIが関与。さらに、街全体のエネルギー使用や交通渋滞をリアルタイムで最適化し、住民が無意識のうちに快適な暮らしを送れるようになる未来像が示されます。このような都市設計は、個々のニーズに合わせた「テーラーメイドの生活体験」を提供し、ストレスの少ない都市社会を実現する鍵となります。

メタバース空間で広がる「もうひとつの未来」

メタバースもまた、ソフトバンクとZホールディングスが注力する分野です。パビリオン内には、来場者が自身のアバターとなり、仮想都市を自由に歩き回れるメタバース体験ゾーンが設けられています。ここでは、バーチャル上で買い物をしたり、イベントに参加したり、他の来場者とリアルタイムで会話することが可能。特に注目なのが、現実と連動する「デジタルツインメタバース」。例えば、実際の大阪の街とリンクした空間では、現実世界の天気やイベントが仮想空間にも反映されます。これにより、現実と仮想がシームレスにつながる「第2の生活空間」が体験できるのです。今後、仕事や教育、観光などあらゆる分野に拡がるメタバースの未来がここで垣間見られます。

サステナブルとテクノロジーの融合提案

このパビリオンでは、最先端技術を活かして持続可能な社会を実現するための提案も数多く行われています。たとえば、AIによるフードロス削減技術や、エネルギーの使用量を自動で最適化するスマートグリッドの展示、再生可能素材でできたロボットなど、環境に配慮したテクノロジーが満載です。中でも人気なのは、来場者の選択によって街の未来が変化する“インタラクティブ型展示”。持続可能な行動を選ぶとエコな未来が広がり、無関心であると資源が枯渇するシナリオが展開されるなど、体験しながらサステナブルな社会の重要性を学べます。企業としての環境責任と、個人としての選択がどう連動するかを、楽しく学びながら実感できる展示です。

【まとめ】民間パビリオンから見える未来の社会と技術のかたち

2025年大阪・関西万博は、ただの展示イベントではありません。そこには、私たちがこれから直面する社会課題と、その解決策となる未来技術のリアルな「答え」が詰まっています。

トヨタは“すべての人に自由な移動を”という視点からモビリティ社会を再定義し、パナソニックはウェルビーイングとスマートライフで健康と快適さを提案。NTTとドコモは「つながり」の未来を技術で可視化し、三菱は宇宙から地球を見つめ直すことで環境と災害への新しい対応を示しました。そして、ソフトバンク×Zホールディングスは、AIとメタバースによる次世代都市のあり方を提案し、生活とテクノロジーが一体化する社会の可能性を広げています。

いずれのパビリオンも共通していたのは、「未来は遠い話ではなく、今この瞬間からつくられるもの」というメッセージでした。未来の暮らしにわくわくしながら、同時にその責任と可能性を感じる——大阪万博の民間パビリオンは、来場者ひとりひとりにそんな気づきを与えてくれる場所になるはずです。